お金

「日経平均5万円になる」と断言するプロも。“石破ノミクス”で株価はどうなる?

新政権の誕生を背景に、激しい乱高下を繰り返す日経平均株価。一見先が読めない状況だが、石破流経済政策の特徴を掴めば投資につながるヒントが見えてくる。「石破ノミクス」の歩き方をここに伝授!

石破政権で株価はどうなる?

[石破ノミクス]投資の極意9月27日の自民党総裁選で石破茂氏が新総裁に選出されると、日経平均株価の先物でも売りが急拡大。一時2000円超も急落を見せるなど、“石破ショック”にのみ込まれた日本の株式市場。 「総裁選の公約に、金融所得課税の強化を打ち出していたことが大きな理由です。金融所得課税は岸田前首相が前回の総裁選で見直しを公約し、株価急落を招いた元凶。それでも採り入れたのは、岸田首相の政策を継承する見返りに、総裁選での支援を取りつけたからでしょう」 そう明かすのは、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏だ。実際、岸田氏の支援を得た石破氏は、総裁選に大逆転で勝利。首相就任後の10月15日に日経平均は3か月ぶりに4万円を突破するなど、株価の巻き返しも期待できる。 政治ジャーナリストの藤本順一氏もこう読み解く。 「石破政権の経済政策の主眼は、分配に配慮して成長を目指す『新しい資本主義』、新NISAで道筋をつけた『資産運用立国』と岸田ノミクスの踏襲です。金融所得税の強化や法人税の増税を引っ込めるなど、過去の言動との変節も指摘されますが、よくいえば柔軟。デフレ脱却の使命感が強いことも、市場には好材料でしょう」   10月27日に行われる衆議院議員総選挙の結果次第ではあるものの、石破ノミクスが今後、相場に上昇トレンドを呼ぶとの予測も多い。

’26年中に日経平均は5万円に到達する!?