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石破氏の地元・鳥取県には「石破ノミクス」好景気の前兆が現れていた!?

新政権の誕生を背景に、激しい乱高下を繰り返す日経平均株価。一見先が読めない状況だが、石破流経済政策の特徴を掴めば投資につながるヒントが見えてくる。「石破ノミクス」の歩き方をここに伝授!

石破ノミクス好景気の前兆が鳥取に?

[石破ノミクス]投資の極意

総裁夫人・佳子さんは八頭町の人気者。衆議院総選挙を前に、10月19日にも郡家駅前で石破氏の応援演説を行った

新首相の誕生は、地元企業にとって一つの「商機」だ。新総裁の誕生が決まった瞬間、全国でもひときわ大きな歓声が上がったのが石破氏の地元・鳥取県八頭町(やずちょう)である。 「総裁選当日は、郡家(こおげ)駅直結の観光施設で国会中継のパブリック・ビューイングを行っていました。選出が決まった瞬間にはくす玉が割られ、歓喜の声がほうぼうから聞こえてきました」 八頭町の観光協会で主任を務める佐藤竜也さんは、総裁選当日をこう振り返る。 「総裁選後は、石破氏にゆかりの土地をめぐる『聖地巡礼』がしたいというお問い合わせも多くいただいています。総裁選の出馬表明会見が行われた『和多理(わたり)神社』や、石破氏がガンダムに扮した看板が飾られる『物産館みかど』などをご案内しています。それらと並んで人気があるのが、町内の老舗和菓子屋『甘味屋』。元鳥取県知事である石破氏の父・二朗氏とともに親子2代で通われていました」 同店店主の石破金春さんは、総裁選後の商品の売れ行きをこう話す。 「当選後、石破さんの好物『はちみつまんじゅう』(4個入り360円~)がテレビ番組で紹介され、問い合わせの電話が毎日来ています。一日の製造個数は1500~1600個でしたが、それでは間に合わない状況が続いています」
[石破ノミクス]投資の極意

甘味屋の店頭に並ぶ「はちみつまんじゅう」。総裁選後は「石破総理イチオシ商品!」のシールを貼っている

百貨店では新総裁就任記念セールを実施

[石破ノミクス]投資の極意

鳥取駅前の「丸由百貨店」で行われた就任記念イベントの模様。平日に数百人が集まった(同百貨店提供)