男性の恋愛感情を利用して金銭を巻き上げる「頂き女子」。だが、被害者男性たちもやられてばかりではない!? カネは戻らなくとも、傷つけられた代償として一矢を報いたい――。怒りに燃える「頂かれ中年」たちの復讐劇に迫った。 「相手は48歳の風俗嬢ですよ。まさか、自分が頂きのターゲットにされているなんて思わないでしょう……」 　都内在住の会社員である板野雄介さん（仮名・51歳）はうなだれながら、そうため息を漏らす。 「彼女はすごく若作りしていて、ずっと自分は30代だと私に嘘をついていましたが、それも信じていました。出会いは去年の4月、フリーで入った激安風俗店。すぐに家にも来てもらうような仲になりましたが、『飼っているハムスターが病気』『親戚から譲り受けた山の相続税が払えない』など、あらゆる理由でカネをせびってきたんです。しかも、僕が出し渋ると腕を掴んでATMまで引っ張っていく強引さ。ときには『お金がないなら別の男のところに行っちゃうよ？　バイバイだね』と言われました」 　押しに弱い板野さんは言われるがままカネを渡してしまい、なんとその額は1000万円近くにも及んだ。