ビットコインの価格はついに1500万円の大台に到達。だが、’25年にはその倍以上の価格にまで上昇する可能性あり！　再び訪れる仮想通貨バブルに乗る方法を探った。 　再び仮想通貨バブルが訪れようとしているのか？ 　ビットコインが10月末以降、急騰している。その背景にあるのは、“トランプラリー”だ。仮想通貨取引所である楽天ウォレットの松田康生シニアアナリストが解説する。 「トランプ氏はビットコインの戦略備蓄を公約にしていますが、最も注目を浴びたのはSEC（米証券取引委員会）のゲンスラー委員長の解任を宣言したこと。 　ゲンスラー氏はここ3年間で仮想通貨リップル（XRP）や米取引所大手コインベースなどを対象に104件の訴訟を起こし、4億ドル以上の訴訟費用を生じさせました。 　彼の退任で業界の不安材料が解消されるため、ビットコインETF（上場投信）には大統領選後の一日で13.7億ドルという過去最大の資金が流入したのです」 　加えて第2次トランプ政権の陣容やマクロ政策も買い材料になっているという。 「トランプ政策を簡単に表現すると『低金利・低課税・ドル安』。いずれもインフレを呼び込むため、ビットコインの上昇に繋がります。 　さらに、仮想通貨推進派のイーロン・マスク氏が次期政権で新設される政府効率化省（DOGE）のトップに就任することや、政府によるビットコイン積み立てを提唱してきたロバート・F・ケネディ・ジュニア氏の政権入りが確定したことも買い材料になっています」