ライフ

「あぁ人間に戻ったな」ひとりサウナに年間300日、俳優・白竜が語る“孤独の愛し方”

「消極的孤独」と「積極的孤独」。孤独にも種類があることは意外と知られていない。しかし、常に“誰かの”物差しが横にある現代人にとって「ひとりになる」ことこそ、豊かな人生には欠かせない。達人たちが孤独から受け取るものとは、一体何か──? 忙しい毎日の中でも「孤独」を身近に置き、自己を高める達人たちの、孤独との向き合い方を聞いた。今回の達人は“Vシネ四天王”の一人として知られる俳優・ミュージシャンの白竜氏だ。
[中年孤独]の愛し方

白竜氏「本当の意味で無になると、仕事のことも全然考えてない」

毎日2時間、100℃のサウナ室で至る無の境地

スマホの情報に毒されない密室空間で、徹底的に自己の内面と向き合う──。積極的孤独を求める者にとって、サウナほどふさわしいスポットはない。“Vシネ四天王”の一人として知られる俳優・ミュージシャンの白竜氏が語る。 「ひとり何も考えないで、短時間で一気に汗をかき、水風呂に浸かってスッキリすると、“ああ、人間に戻ったな”という実感が湧いてくるんだ。すると、気分転換になって、集中力も明らかに増すしな」 自宅に風呂が3つあるにもかかわらず、年300日はサウナに通う白竜氏。なぜ、それほどにもサウナでの孤独を愛するのか──。