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「出稼ぎ風俗嬢」として海を渡ったまま消える女性たち…「ドバイに気をつけろ」

 経済苦、ホストに強要され、自己実現のため……リスクを顧みず「出稼ぎ風俗嬢」として海を渡る日本人女性が増えている。それぞれの置かれた環境、背景、そして見た景色とは?

捜査担当警察官が語る「海外売春捜査」の難しさ

[売られる日本人女性]の実態

写真はイメージです

「トラブルの報告は相当数上がってきていますが、一番多いのは『海外で売春されるように強要された』というものです。これはほとんどがホストに対して。“ツケ”が禁止になってからも相談が来ます」  と語るのは、違法風俗店や売春などの取り締まりを担当し、日本人女性の海外出稼ぎにまつわる捜査をする警視庁生活安全部保安課の警察官、川村健司氏(仮名)だ。 「ツケを払わせる目的などで売春をさせたり、海外の売春宿に行かせるのは売春防止法違反ですが、ホストたちは証拠を残さないようにやる。相談に来たコにホストとのLINEを開示させても、そんなやり取りは一切残っていない。ホスト側も自分たちで直接女性を海外に送っているわけではなくスカウトやエージェントを介していて、結局ホストを検挙するまでには相当なハードルがあるのも事実です」  社会問題化するにつれて、非道な連中も暗躍している。