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宿泊予約サイトより請求額が高い!騙し討ち的な「宿泊税」が全国で続々導入されている

所得は増えているのに、手取りは思ったほど増えていない……。最大の原因は、ひっそりと縮小・廃止された所得税控除と社会保険料の引き上げだ。さらに、今後も連発されるステルス増税の正体に迫る!

知らされずに税金を取られた!

家計を襲う[ステルス増税]一覧

某宿泊予約サイトでは、「宿泊税など別途諸税がかかる場合がある」と曖昧な表記だ

予約した宿のチェックインや支払いの時、請求された料金が予約時と違う!? 加算されていたのは100~200円の「宿泊税」だった――。 SNSを中心に、知らされずに税金を取られたという報告が相次いでいる。実際に大手宿泊予約サイトの多くは、価格競争に勝つためか料金表示に宿泊税を含めておらず、ページを手繰ってようやく隅っこに注意事項として小さな字で記載がある程度だ。まさに、ステルス増税的なやり口と言えよう。

’02年の東京都を皮切りに制度化された宿泊税

宿泊税は観光関連の財源確保などを目的に、’02年の東京都を皮切りに13都県市町で制度化。現在、全国50以上の自治体が導入を検討中だ。「宮城県・宿泊税を憂慮する会」事務局長の菊地英文氏は、悲痛な内情を語った。 「消費税に入湯税、さらに宿泊税を取るとなると、温泉客にとっては3重課税。旅館側の事務負担も増えるし、何よりお客さんが遠のくのが怖い」

宿泊税は東京ディズニーリゾートのお膝元でも!