まもなく新NISA開始から1年。堅実に資産を増やした人がいる一方で、思ったほどリターンを上げられなかった人も少なくない。なぜ明暗が分かれたのか？　プロたちの運用法と’25年の新NISA戦略を大公開！ ’25年の注目銘柄を、専門家や億り人たちの意見を基に投資スタイル別に紹介。投資戦略の参考にしたい。 債券を組み込んだバランス型投資は低リスクでありながら、「年率6％のリターンは狙える」（鬼塚FP事務所の鬼塚祐一氏）という。組み入れる銘柄は、年齢が高くなるほど日本・海外債券の比率を高めるのが賢いバランス運用とか。 40代なら債券比率40％、50代なら50％という具合。逆に20～30代は株式比率を高めて、多少のリスクは承知でリターンの増大を狙うべし。 高配当銘柄のなかには、単に株価が安いために配当利回りが高くなっているものも。そのため、高配当投資はしばしば株価の下落局面で買いを入れる逆張り投資になりがち。 こうした銘柄は業績面での不安もあるため、累進配当（最低でも配当が横ばい）銘柄にも注目。’24年には日経連続増配株指数と日経累進高配当株指数という指数ができたので、連動する投信アリか。