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能登半島地震から1年、いまだはびこる「リフォーム詐欺」。屋根修理に400万円の請求も

 能登半島地震から1年が経過した。厳しい地理条件や人口減少などにより、一部では「復興ができない」と言われる被災地であるが、実際にはどのような状況なのか。震災から2年目の冬を迎える現地を直撃した。

いまだはびこる、被災地のリフォーム詐欺

[酷寒の能登]住宅復興の舞台裏

壊れていても、自宅に戻りたがる高齢者は多い。そんな人々を狙う悪党に地域社会が監視の目を光らせている

 震災発生当初、被災地では多くのリフォーム詐欺事件が報告された。  屋根瓦が壊れた家の住人にブルーシートでの応急処置を持ちかけ、10万~20万円のカネを請求するといった手口が続出したのだ。  あれから1年経った今も、いまだに悪徳業者が押し寄せているという。現地の工事関係者は次のように話す。