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作家・佐藤優氏の提言「俺は何のために生きてるのか?と悩む中年は、夜職女性に相談しよう」

人生後半に臨む中年男性には「ミッドライフクライシス」が降りかかるという。体力の低下など心身の変化と同時に、職場や家庭での社会的役割もこれまでと変わり、過去の選択を後悔したり、将来への不安を抱くようになる。「俺の人生、これでよかったのか?」と葛藤や焦りに苛まれてしまうのだ。悩める中年男性はどうすればいいのか。小誌連載「インテリジェンス人生相談」で700人超の悩みに答えてきた元外務省主任分析官の佐藤優氏が寄稿してくれた。

色気より人生の知恵が武器。夜職女性は良きカウンセラー

夜のオンナが助言する[人生後半の輝き方]

佐藤 優氏

40代までは仕事で頑張ってきた男も、50代になると先が見えてくる。役員として会社に残れるのはごく一部だ。50代半ばで役職定年になると年収は3分の2になる。60歳定年で再雇用になると年収は3分の1に激減する。転職しようにも、今より条件のいい職場はない。 筆者は次のような相談を50代の人たちからされることがときどきある。中年男性の悩みをよく表しているので、少し長くなるが紹介する。

生きる目的を見失う!?50代男性の悩みのリアル