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今が仕込みのチャンス!AIの次に来る大波「量子コンピュータ株」有望銘柄はコレだ

 AIや半導体に並ぶ次世代技術として世界中の注目を集めている量子コンピュータ。国策銘柄としても躍進が期待されている。今から仕込んでおくにあたり押さえるポイントを伝授!

次世代の革命!量子コンピュータの今後とは

量子コンピュータ

※写真はイメージです

 量子コンピュータはハードウェア分野における次世代の技術革新の最右翼と呼ばれるだけに、世界各国で開発が進められている。日本政府も’20年1月に「量子技術イノベーション戦略」を策定し、研究に乗り出した。投資アナリストの村瀬智一氏は、概況を解説する。 「現在のスーパーコンピュータで数万時間かかる計算を、量子コンピュータでは数分で処理できる。これによって多くの分野が恩恵を受けます。そのため、投資対象としてはAIや半導体同様に大きなポテンシャルを秘めています」  市場規模も’23年の9億ドルから’32年には90億ドルに達するとされており、年平均30%の成長率が見込まれている。ただし、技術的課題が多く、特に冷却技術や大型化の問題があり、実用化は早くても’30年以降と言われている。

短期的収益よりも中長期投資

「よって短期的収益よりも成長性に懸けた中長期投資が主な戦略になります」(村瀬氏)  市場が動意づく材料としては、日米首脳会談での技術協力の発表、経済産業省の投資強化策、大手IT企業の技術発表などが挙げられる。特に政府間の協力や大手企業の投資動向は大きな変動要因だ。  現在はどの関連銘柄も昨年末から’25年初頭まで急騰後に調整が入り、需給も一巡して仕切り直しの水準にある。  中長期目線が主流とはいえ、銘柄によっては流動性が高く材料発表による価格変動が大きいものも。そのため、適切なタイミングで売買すれば短期でも利益は狙えそうだ。 量子コンピュータ銘柄投資における注意点 1.量子コンピュータ以外にも安定した収益基盤を持っている、または業績が拡大傾向にある企業を選ぶ 2.市場の注目度が高まることで短期急騰の可能性があるが、急落にも注意 3.クラウドベースの量子コンピュータ開発企業が今後の主流 4.米国大手IT企業(Google, マイクロソフト、アマゾン)との提携や技術発表にも注目

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