関連する書籍やドラマが続々と製作されるなど、空前のブームとなっている銭湯・サウナ。最新施設だけでなく昔ながらの銭湯にも“サウナー”たちが日々集っているが、その裏では男性同士による性的暴行が多発していた！ 　3月28日、歌手の中孝介容疑者が品川区にある銭湯内で、面識のない男性に対し性的暴行を加えたとして、不同意性交の疑いで現行犯逮捕された。報道によれば中容疑者は午前2時ごろ、施設内の椅子で寝ていた20代男性にわいせつな行為をしたという。 　現場とされる品川区内の温浴施設を訪れると、老若男女の利用客でにぎわう普通の銭湯といった印象だが、なぜこのような“普通の銭湯”で性トラブルが起きてしまったのか。 　取材を進めると「自分も銭湯内で性行為を目撃したことがある……」というサウナ・銭湯好きの男性たちの報告が多数あがってきた。 　東京・中野区に住み、週3回ほど銭湯サウナに通っている立木昇さん（仮名・42歳）は、銭湯内でわいせつ行為を目撃したことがあるという。 「近所にある銭湯へ、夜22時ごろに行ったんです。そしたら、露天風呂のなかで30分以上、仁王立ちし、ハァハァ言いながら物色するような目つきの男性がいた。異様な雰囲気だったので近づけずにいると、今度は全身サンリオキャラが描かれた奇抜な服を着て銭湯にやってきた男性が、その露天風呂に向かっていきました。ただならぬ様子を感じていたら、露天風呂から『パァアン！』とピストン音のようなものが聞こえてきた。怖くなって、すぐに出ましたが、内風呂から覗いたら、堂々と性行為をしていました」 　また、別の銭湯でも息子とともに、衝撃的な体験をした。 「近所にあった銭湯がリニューアルオープンしたということで、日曜の夜に訪問。家族連れも多くてにぎわっていたのですが、明らかにおかしい目つきで風呂場をウロウロする怪しいヤツが1人いたんです。気になって帰り道にXで店名を検索してみたら、『フ〇ラ王子』というアカウントの投稿が出てきて。『リニューアルした○○湯。いっぱいいろんなおち〇こ見れて最高だった！』とポストしてたんです。そのときは小学生の息子が一緒だったので、妻からは『何かあったらどうするんだ！』と説教されました」 　親子で楽しむための銭湯で、子供が一生残るトラウマを抱えることにもなりかねない。