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サウナや銭湯で男性同士の性的暴行が多発…要注意な場所の共通点とは?あるしぐさが“OKサイン”になってしまうことも

 関連する書籍やドラマが続々と製作されるなど、空前のブームとなっている銭湯・サウナ。最新施設だけでなく昔ながらの銭湯にも“サウナー”たちが日々集っているが、その裏では男性同士による性的暴行が多発していた!

なぜサウナで性被害が? “ハッテン場”として利用されてきた慣習が

[サウナ性犯罪]の実情

※画像はイメージです

 なぜサウナや銭湯で、性被害に遭う男性が絶えないのか。ゲイ関連施設で働く「発展場店員の裏アカ」氏が背景を話す。 「昔からゲイの人たちの間では、特定の施設を『ハッテン場』と呼び、出会いの場にしたり性行為に及んだりする慣習があります。ゲイバーなどの専門店もありますが、都会にしかなかったり料金が高かったりするので、公園や映画館、銭湯などが手軽に利用されてきたのです。それに一部のゲイには、異性愛者の男性をナンパしたい欲求がある人がいるのも事実。罪悪感がありつつも、銭湯やサウナが身近な出会いの場となってしまっています」

もしかしてハッテン場かも? こんな施設は下調べをすべし

[サウナ性犯罪]の実情

ルポライター・國友公司氏

 サウナや銭湯に詳しいライターの國友公司氏は「何度も現場に遭遇したことがありますが、公共の場である銭湯を勝手に『ハッテン場』とするのは迷惑でしかない」と断罪。  そのうえでハッテン場にされやすいサウナや銭湯には共通点があるという。 「性行為をしても周囲にバレにくい施設は、ハッテン場にされやすいです。具体的には①浴室が階に分かれているなどで死角が多い。②ミストサウナやにごり湯がある。③従業員が少なく見回りが少ない、などが挙げられます。この3つの条件が揃えば、有名施設でもハッテン場化しているところもあります」  それに加え、施設内での特定のしぐさが「同性愛者であることを示す“暗黙のサイン”と受け止められる場合がある」と続ける。 「有名なものだと『足首にロッカーキーをつける』とか『ととのいイスで寝たふりをする』ことが当たります。より決定的なのは、浴室などで隣に座ってきて、太ももや手などに触れて反応がなければOKと見なされる。休憩室のベッドの手すりにタオルをかけるといったローカルルールもあるようです」  思わぬ行動がトラブルの呼び水となる場合がある。 【ルポライター・國友公司氏】 著書に、薬物中毒者、殺人犯など訳アリな人々との交流をつづった『ルポ西成 ―七十八日間ドヤ街生活―』(彩図社)など 取材・文/週刊SPA!編集部