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コンカフェの料金が値上がり傾向にあるワケ。「気軽に推しと会話を楽しむ空間」から“夜の接客”へ

 帝国データバンクの予測によると、6月以降の値上げは、食料品だけでも2万品超えの可能性。そんな物価高の嵐は夜の男の娯楽にも波及し、風俗にサウナと中年のささやかな楽しみさえも高騰中。一体どれほど値上がりしたのか? 徹底リサーチ!

フィルム代高騰などでオプションが割高に

[夜遊び値上げ]大調査

写真はイメージです

 “推し”に気軽に会えるコンカフェが転換期を迎えている。 「昨年から今年にかけてキャバクラの閉店数は過去最多(出典:東京商工リサーチ)です。一方、店舗はそのままに、風営法の申請をしているコンカフェはかなり増えました」  そう語るのは、都内で複数のコンカフェを経営するオーナー・岬恵利さん(仮名・30代)。 「許可が下りれば、女のコが隣に座って接客できるようになるので、チャージ料金を一時間1000円から2000円ほどに値上げすることが可能に。また、店舗間での女のコの取り合いも激しくなっていて、バック率を上げるために、メニューの価格を改定する店も」  キャバクラ譲りの接客や営業スタイルを持ち込む店も増えた結果、かつての「気軽に推しと会話を楽しむ空間」だったコンカフェは、徐々に“夜の接客”に寄った業態へと変貌。  その影響で、コンカフェの料金体系全体が今年に入って上昇傾向にあるというのだ。  さらに、新宿・歌舞伎町のコンカフェ店長・大田彩花さん(仮名・20代)は「備品代の高騰も影響大」という。 「特に値上がりが顕著なのがチェキ代。フィルムの価格が2年前は一枚100円程度だったのに、200円近くにまで上がっています。お客さんに出すサイン入りチェキの価格も、1000円だったものが1500円が相場です」  現在のコンカフェは、ただの“カフェ”ではいられないステージに突入している。

コンカフェの値上がりの相場