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「文章に残したくないので、電話でお伝えします」海外高額“闇バイト”のリクルーターに接触した結果…

 東南アジアの中央に位置するカンボジアが、世界中に被害を与える一大詐欺拠点となっている。  汚職と腐敗政治が蔓延る同国の土壌が、この数年で急激に治安を悪化させ、その矛先は我が国にも向けられている。その現状に迫った。

闇バイトリクルーター潜入調査!

カンボジア[詐欺拠点]の全貌

海外高額バイトを謳う業者とのDMのやり取り。やたらと「安全」を訴えてくる

 SNSで「高額報酬」「即金」と検索しても、怪しい募集は前ほど見かけない。プラットフォーム側の対策で闇バイト関連ワードに注意喚起が表示されるようになったためだ。  SNSを規制されたリクルーターは、「投資」「プログラミング学習」といった一見無害な文脈に偽装するなど手口を巧妙化。さらには地元の知人・後輩への直接勧誘にも乗り出しているという。  潜入調査として、記者も「海外高額バイト」と銘打つXのアカウントにDMを送ってみると、当然のようにテレグラムへ誘導され、「文章に残したくないので、電話でお伝えします」と返ってきた。 「これが何かわかっていますよね? 経験者ですか?」 電話の第一声がこれだ。驚くべきことに、闇バイトが前提となっている。対応したのは若い男性で、口調は穏やか。聞かれたのは名前や年齢、住所などで、“闇”を除けばほぼ普通の面接だった。

電話越しの男が語る「グレーではなく犯罪」