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「きっかけは他の客への嫉妬でした」一日50通以上のDMを店員に送りつけた“ガチ恋客”の末路

 ガールズバーにおける凄惨なストーカー殺人事件が後を絶たない。しかし、恋愛感情をこじらせて凶行に走る男性たちはもっと身近な場所に潜んでいる。本稿では、事件化はされないまでも、過去にガチ恋に走ってしまった過去を持つ男性たちを直撃。一方通行のストーカー行為に至る経緯と、当時の内面について、専門家の意見と合わせて探っていく。
身近に潜む[ガチ恋客]の恐怖

※画像はイメージです

歪んだ愛情が殺意に変わる。「他人と同じ扱いは嫌だ」

 いつも笑顔だった常連が、ある日突然ストーカーに――。ガチ恋客がどの瞬間に暴走するのか。その内側を知るため、実際に店員相手にストーカー行為をしたことがある男性に話を聞いた。 「最初のきっかけは他の客への嫉妬でした」と振り返るのは、会社員の藤原翔太さん(仮名・37歳)だ。 「月一ペースで推しのいるコンカフェに2年ほど通っているんですが、指名客が被ったときに僕の卓に立つ時間が短くて、扱いが雑だなと感じたんです。でも直接は言えないから、彼女のSNSアカウントにダイレクトメッセージ(DM)を送り始めました」  最初は一日1~2通だったが、3日後には昼夜を問わず50通以上も送りつけていた。 「彼女から返信があると『独占している』という嬉しさがあった。でも他のオタクにも同じような返信をしてるのに腹が立って。『僕のほうが推し歴が長いのに同じ扱いは嫌だ』『ファンサの安売りすんな』などと愛情表現のつもりでDMを送り続けました」  彼女からすれば恐怖でしかない。1週間後にその店から「これ以上のつきまといは警察に通報します」と連絡を受けて、出禁になった。 ※自分だけを見てほしいという歪んだ感情の行きつく先は悲劇しかない。有料記事後半では、嫉妬心から相手の女性に殺意を抱いた男性当人の告白、そしてガチ恋客の傾向と対策を有識者の意見をもとに検証していく。(残り:2349文字)