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参政党躍進の裏側。“勝利の女神”梅村みずほ引き込み戦略と「日本人ファースト」連呼の実態

参院選での躍進以来、連日のように話題を振りまく参政党。「日本人ファースト」という訴えが「差別を助長する」と大きな批判にもさらされたが、政党支持率は今や自民党に次ぐ2位に。その成長の源泉となった資金力を誰でもわかるように解説する。

保守層を取り込んだ組織力

誰でもわかる[参政党とお金]今回の参院選躍進の原動力となった党員数と集金力の背景には、もう一人のキーマンがいる。国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏らとともに’20年の結党メンバーとして名を連ねた、元共産党員の篠原常一郎氏だ。参政党の組織づくりを主導した人物として知られる。 「組織として似ているのは、共産党や公明党です。議員や候補者よりも、党員個々人が政治に対する強い意識を持っているからです。運営党員は政策立案にも、候補予定者の選定にも携わるから、『自分たちが選んだ政治家』という意識が強くなる。そんな組織をつくるために、各地でドブ板活動も行って党員獲得と地方選挙の候補者を発掘。地方議員を増やしつつ、全国に支部を設置していきました。 共産党は『しんぶん赤旗』を通じて議員の活動を党員に発信していますが、参政党が活用したのはご存じのとおりSNS。新聞と異なり、双方向性があるから、党員の政治参加意識が強まりやすく、党員主導の政治の仕組みができていった」 こうして結党から4年かけて全国に約290支部を設立した組織力が今回の参院選での躍進の原動力になったというのだ。加えて、緻密な選挙戦略もあったという。 「選挙前に、維新を離党した梅村みずほさんを引き込んだ影響は計り知れなかった。党所属国会議員の数が5人になり、日本記者クラブ主催の党首討論会に参加できるようになったことで、メジャー政党の仲間入りを果たした。その点で、党員は梅村さんを『勝利の女神』と呼んでいます。3年前の参院選では街宣中『大っぴらに言えないけど参政党を応援してます』と囁いて立ち去る人が多かったけど、メジャー政党入りしたことでかつての“隠れ参政党支持者”が“表”に出てきた」(党関係者)

他党の“緩んだ地盤”を切り崩す