更新日:2026年04月01日 17:40
ライフ

東海道新幹線に乗る前に買い込む定番の『パン弁当』<人生最後に食べたい弁当は?>/久住昌之

『孤独のグルメ』原作者で、弁当大好きな久住昌之が「人生最後に食べたい弁当」を追い求めるグルメエッセイ。今回『孤独のファイナル弁当』として取り上げるのは東海道新幹線に乗り込む前に買う『パン弁当』について。果たして、お味はいかに?
「東海道新幹線の新定番パン弁当」

「東海道新幹線の新定番パン弁当」

孤独のファイナル弁当 vol.17 「東海道新幹線の新定番パン弁当」

 2025年も旅が多かった。東海道新幹線だけで10回(10往復)も乗った。  振り返ればひと昔前は、必ず崎陽軒のシウマイ弁当とビールを持って乗車していた。弁当を買わなくても缶ビールは買った。それが新幹線旅の楽しみでもあった。  でも近年はビールも飲まなくなった。それはなぜかというと、車内でパソコンを出して仕事するからだ。週刊誌の連載原稿(まさにこれですが)を書いたり、翌日の講演でプロジェクターを使って見せる写真をセレクトして順番を組み立てたり。ライヴの曲順を考えることも多い。  そして飲まなくなってよかったことは、目的地の街に着いて、到着お疲れさまのビールがうまいことだ。車内でひと仕事終わらせているから、倍にうまい。  だが新幹線3時間となると腹も減る。そこで最近は東京駅の構内でパンとコーヒーを買って乗り込むことが多くなった。それもいろいろな店で買ってみて、定番のパン弁当が決まりつつある。

1958年、東京都出身。漫画家・音楽家。代表作に『孤独のグルメ』(作画・谷口ジロー)、『花のズボラ飯』(作画・水沢悦子)など。Xアカウント:@qusumi