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松本人志報道で、文春はいくら儲かった?スキャンダル報道は苦労に見合うか

 松本人志SEX夜会、広末涼子不倫、木原誠二事件……あの報道でいくら稼いだ?  週刊誌によるスクープやスキャンダル報道一つが、莫大な利益を生む構造が出来上がっている昨今。  報道した人々、おこぼれにあずかる人々を含め、カネの流れはどうなっているのか? 全力で調べてみた。

雑誌の売上以外にも、様々な利益を生む

[スキャンダル経済圏]研究 某週刊誌関係者A氏は話す。 「’23年の『週刊文春』でいうと、最も大きな利益を出したのは木原誠二副官房長官と、松本人志さんの記事でした」  松本の初出記事が掲載された’24年1月4日・11日号は発行部数45万1000部が完売。完売は実売の75%前後と言われるが、単価520円から単純計算すると2億3452万円を売り上げたことになる。  付随するネットメディアの収益も上々だ。松本関連記事により『文春オンライン』の1月のPVは5億超えとも。『週刊文春電子版』の有料会員も大幅に伸びたという。 「『週刊文春電子版』の有料会員は初月300円、2か月目から月額2200円のサブスクなのですが、この2つのスクープは記事ごとに1000人単位で登録者が増えました。  木原事件では5000人ほど増やし、1万人超えを達成。有料会員は初月無料などで入会ハードルは低いが、継続する人は半分以下。そのため月またぎでキャンペーンを連打し、松本さんの記事で2万3000人を超えました」

いくら儲かったか、取材をもとに勝手に試算