腰痛、トイレが長い、飲んだ翌日に下痢…がんの前兆かも!チェックリストで医師が解説

謎の痛みやめまい、ふらつき。年齢を重ねると増えるそれらは大病の前兆かもしれない。体が発するサインを見逃すことなく、原因を初期段階で摑むにはどうすればいいのか。各ジャンルの名医たちが「意外な前兆」とその対処法を伝授する!

慢性的な痛みが薬で消えるのは危険?

[ヤバい病気]の前兆

写真はイメージ(以下同)

「慢性的な腰痛や背部痛持ちの人がさらにひどい痛みを感じた際、市販の鎮痛薬で対処することも多いと思います。しかし、薬で痛みが和らいだ場合、腫瘍や炎症を伴う病気だったり、最悪の場合、がんの可能性も考えられます」 そう話すのは難治性慢性疼痛を得意とする医師の北原雅樹氏。薬が効いたらがんの可能性がある理由とは? 「大前提として、市販のロキソニンやボルタレンといった抗炎症薬は炎症を抑える薬。そして慢性痛は生活習慣や筋力の低下が引き起こすものなので炎症からくる痛みではありません。一方、初期のがんの痛みは炎症からくるものが多い。慢性痛と炎症を伴うがんの痛みが同時に出た場合、慢性痛以外に抗炎症薬が効いてしまうことから、薬で痛みが和らぐとがんの可能性があると考えられます」

慢性痛と混同しやすいのは…