このマス目、ちゃんと見える?失明リスクもある緑内障の前兆を簡単チェック

謎の痛みやめまい、ふらつき。年齢を重ねると増えるそれらは大病の前兆かもしれない。体が発するサインを見逃すことなく、原因を初期段階で摑むにはどうすればいいのか。各ジャンルの名医たちが「意外な前兆」とその対処法を伝授する!

視界の一部が欠けて見える……。失明にも繫がる「緑内障」の前兆

[ヤバい病気]の前兆

写真はイメージ

「緑内障は視野が狭くなり、治療が遅れると失明に至ることもあります。誰にでも発症する可能性があり、40代からリスクが高まっていく病気で、初期症状がわかりづらいのも厄介なところです」 そう話すのは眼科専門医として各メディアで情報を発信する平松類氏だ。緑内障の初期症状とはどのようなものか。 「緑内障は進行とともに視野が欠けていく病気なので、視野のどこかが欠け始めることが初期症状といえます。ほかに頻度を問わず、虹のような光が見える場合も初期の緑内障の疑いがあります。ただ、これらの症状が出ても意外と普通に生活できるのが発見が遅れる要因です」 視野が欠け始めることによる間接的な影響も初期症状と考えていいと平松氏は続ける。 「疲れやすくなる、文字の読み飛ばしが増える、ミスが多くなる、車を運転していてこすったりぶつけやすくなる、歩いていて人にぶつかりやすくなるなど、視野に出ている異常が知らず知らずのうちに影響を及ぼしているケースもあり、これらの現象も緑内障を疑う理由になりますね」

このマス目、ちゃんと見える?簡単なチェック法