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4歳児を育てる還暦パパに聞く「体力もお金もないけど、高齢パパならではの利点がある」

高齢&晩婚化で50歳を過ぎて子宝を授かる男性が増えている。体は衰え、稼げる時間は限られ、親の介護リスクに頭を悩ませる……。そんな高齢パパの奮闘と葛藤を追った。

高齢パパの増加は少子化が進む日本にとっての吉兆?

急増![高齢パパ]の現実

『夕刊フジ』前編集長の中本裕己氏

高齢化と晩婚化で今後も増え続けることが予想される高齢パパ。これは少子化が進む日本にとっての吉兆か? 「若いパパのほうが体力があって、働ける時間は長いけど、高齢パパにはまた別の利点がある。それは、育ち盛りの子どもと触れ合える時間が若いパパよりも圧倒的に多いこと。母親並みの育児を高齢パパならできる」 こう話すのは、還暦で4歳の息子の育児に奮闘している『夕刊フジ』前編集長の中本裕己氏だ。’12年に9つ下の奥さんと結婚し、9年目に妊娠が判明。だが、奥さんはおたふくかぜから心筋炎を発症し、出産直前に心不全に。命の危険にさらされながらも出産を果たし、その後、夫婦揃って育児に追われる様子を中本氏は『56歳で初めて父に、45歳で初めて母になりました』という著書にまとめた。

現在は“3ない”子育て中

現在は産経新聞の連載コラム「還暦パパの異次元子育て」で、高齢パパが抱える不安や楽しみを赤裸々に綴っている。