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ホフディラン小宮山雄飛が「おひとり様初心者は蕎麦屋へ行け」と勧める理由とは

「消極的孤独」と「積極的孤独」。孤独にも種類があることは意外と知られていない。しかし、常に“誰かの”物差しが横にある現代人にとって「ひとりになる」ことこそ、豊かな人生には欠かせない。達人たちが孤独から受け取るものとは、一体何か──? 忙しい毎日の中でも「孤独」を身近に置き、自己を高める達人たちの、孤独との向き合い方を聞いた。今回は、ミュージシャンの小宮山雄飛氏にひとり時間の過ごし方と初心者にお勧めの場所を聞いてきた。
[中年孤独]の愛し方

どんな時もひとり時間を愛する小宮山雄飛氏だが、渋谷のサイゼリヤだけはロンリネスを味わったという

“好き”と“体”を徹底観察。思考を深掘る自由時間

自由と孤独は紙一重。だからこそ、ミュージシャンの小宮山雄飛氏は「ひとり時間」の有効性を次のように話す。 「僕は孤独をインプットの場と捉えています。孤独を通していろいろなものを得ていて、“好き”を深掘りしたい時も、複数人よりひとりがいい。大勢といるとやはり“楽しい”が勝ってしまうので、じっくり観察したり、深く思考を巡らせ、新たな“気づき”を得たい時は孤独が最適です」 アイデアをインプットする以外にも、孤独にはもうひとつ大きな効果があるという。