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SKE48は終わらない!総選挙大量ランクインで強さを証明<2014>

SKE48 6/7、東京・味の素スタジアムにて、「第6回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが行われた。速報では前回王者・指原莉乃が他を大きく引き離し1位を獲得、森保まどか、二村春香、松村香織などをはじめとしたダークホースの選抜圏内ランクインなど開票前にも群雄割拠感が色濃くでた今年の総選挙。最終的には渡辺麻友が脅威の追い上げを見せ、念願となる1位の栄冠に輝いた。また「神7」には島崎・山本彩が入るなど新時代へ向う変化が現れた結果となった。そんななか、今年も奮闘したSKE48。あまたの卒業生、大組閣を経ての不安を抱えながら生え抜きで20人、移籍・兼任を含めれば総勢25人が80位以内にランクインした。その記録をSPA!が振り返る。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=657496 ◆6人がランクインし、グループの底力を見せた!
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後列右から2番目より小林亜実、斉藤真木子、矢方美紀、阿比留李帆。前列右から2番目が山内鈴蘭、左から3番目が梅本まどか

 新設された65位~80位で構成されるアップカミングガールには、77位に小林亜実、75位には斉藤真木子、74位に阿比留李帆、73位に矢方美紀、69位に山内鈴蘭、68位に梅本まどかの6人がランクインした。速報に入らなかった矢方美紀、初ランクインを果たした阿比留李帆など、いい結果が得られた一方、昨年とくらべてランクを落としてしまったメンバーもいた。そんななかでも斉藤真木子が「私は笑顔でここに立っているので、応援してくださったみなさんの笑顔がみたいです」という言葉を伝えたのが印象深かった。 ◆SKE48の選抜期待の星。フレッシュなメンバーもランクイン!
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前列左から1番目より大場美奈、山田みずほ、4番目が木本花音。前列右から1番目が古畑奈和

 フューチャーガールズとなる49位~64位では、56位に大場美奈、55位に古畑奈和、54位に山田みずほ、50位に木本花音の4人がランクイン。古畑と山田は同じ5期生で初のランクイン。古畑は「こんなに素敵な順位をもらったのはテストでもないので、嬉しく思います。SKE48のために頑張ります」と大号泣で語り、山田みずほは「はじめて私はここのステージに立てたので、この素晴らしい景色を一生忘れません」と感謝の気持ちを述べた。2人はSKE48の選抜でもあり、未来を切り開く重要なキーパーソンになっていくだろう。 ◆悲願達成! 彼女のランクインがSKE48をさらなる高みへ誘う
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後列左から2番目より岩永亞美、磯原杏華。前列左から1番目が木下有希子、4番目が二村春香、右から2番目が古川愛李

 33位~48位のメンバーからなるネクストガールズには、34位に二村春香、37位に古川愛李、40位に木下有希子、44位に磯原杏華、46位には岩永亞美と5人がランクイン。このネクストガールズでSKE48ファンの一つの悲願が達成された。2年連続で速報にランクイン。しかし、開票日に名前の呼ばれることのなかった木下有希子。彼女がはじめて総選挙当日に結果を残し、かつて彼女が発した「SKEは終わらない」という言葉を身をもって体現することに成功した。木下は壇上にて、「ずっと速報選抜って言われ続けて、やっと(ランキング圏内に)入ることができました。本当に心から感謝しています。ありがとうございました。ビックリしすぎてイスからこけてしまったし、みなさん(雨が降っていて)カッパを着てますが、ここからの景色をみることができて嬉しいです」と涙を流しながら言葉をふりしぼった。 ◆アンダーガールズでまさかの松村香織がセンター。兼任メンバー含め5人がランクイン。
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後列左から2番目が大矢真那、右から1番目より高柳明音、山田菜々。前列左から3番目より渡辺美優紀、松村香織

 17位~32位でも、SKE48がインパクトを残こす。終身名誉研究生の松村香織が17位に入り、まさかのアンダーガールズのセンターに。そのほか、兼任の渡辺美優紀が18位、同じく兼任の山田菜々が29位、大矢真那が30位、高柳明音が31位にランクインした。栄えあるアンダーガールズセンターに輝いた松村香織はハンディカメラ片手にスピーチを開始。「正直言うととても悔しいです」と語るなか、しゃべりづらそうな彼女を見て、徳光さんがハンディカメラを持つことに。まさに娘の晴れ姿を撮るお父さんのような徳光さんをしり目に「研究生立ってください。48グループにはこれだけの次世代を担う研究生がいます。一人でもいいので覚えていただければと思います」と自分のことだけでなく、研究生の代表として思いを伝えた。このあと着席を促されるも立ち続ける研究生の姿もあり、松村が築きあげてきた功績の大きさを感じさせた。(4月までSKE48だった木﨑ゆりあも23位でアンダーガールズ入りしている) ◆SKE48からまた一人。AKB48・16人選抜に柴田阿弥がランクイン!
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今年もシンデレラガールの称号を得た柴田阿弥。より高みを目指す

 松井珠理奈、松井玲奈(通称W松井、またはJR)以外が16位以内に入る、という大きな壁を昨年突き破った須田亜香里に続き、柴田阿弥も大きな足跡を残した。柴田は「自分が小さいころ大好きだったアイドルさんのようにもっともっと輝けるように頑張ります。昨年は、アンダーガールズのセンターになったっていうのをファンの人に早く伝えたいと思って、急いでネットに書いたらアンガールズのセンターになりましたって書いちゃって……。これから先もたくさん失敗してたくさんつまずくと思いますが、ファンの人がいれば私は何度でも立ち上がれるのでこれから先も上を目指して頑張っていきたいと思います」と笑顔で喜びを語った。いつも丁寧に力強くファンを魅了し続けた彼女。また一人、SKE48の特徴でもある負けん気の強さで歴史を塗りかえてみせた。 ◆松井珠理奈・松井玲奈がベスト5入り、須田亜香里・宮澤佐江も堂々の選抜入り。  SKE48が引き続き“神7”の座を2席守った。松井珠理奈が4位と松井玲奈が5位と仲良くランクイン。そして、兼任ながらリーダーに就任した宮澤佐江が12位、昨年より順位をあげ、10位須田亜香里がランクインした。
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今やSKEのリーダーとして活躍する彼女は安定の強さを証明してみせた

 須田は「皆さんだけを濡れさせるわけにはいきません」と謎のダッシュでステージ前方に行き、スピーチを開始。「10位をいただきました」と満面の笑みで絶叫。自身の「かわいくない」と言われる話で笑いをとるなど「嬉しすぎて涙が出ない」と終止笑顔のスピーチを行った。しかし、徳光さんに話をふられてついに涙腺が決壊。48000票の思いにどう応えるかと尋ねられ、「態度で示していきます」と締めくくった。
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瞳の中のセンターの快進撃はこれからも続いていく

 玲奈は「今回の総選挙、これまで応援してきてくれたみなさんありがとうございます。今日は素敵なプレゼントをいただいたので、この先みなさんに私からのプレゼントを届けられるように頑張って活動していきたいと思います。そして、SKE48は今年絶対全国ツアーをやりたいと思います。待っていてください」と宣言し、ファンを沸かせた。
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もはや”神7”として違和感のない風格がある

 珠理奈は「4位という素敵な順位をいただけたのに、こういうことを言うのは申し訳ないんですけど、1位になれなくて悔しいかって聞かれたらすごく悔しいです。頑張りがまだまだ足りないと思うので、ここで皆さんと約束させてください。今まで以上にSKEとして、そしてAKBとして努力します。来年、18歳を迎えての総選挙では1位になります」と決意を語った。
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エースは公約を果たすためにさらなる進化を続ける

 このメンバーたちは8月27日に発売される37thシングル内で各グループにわかれた楽曲を披露する。昨年より議席数を伸ばしたなかでSKE48メンバー、ファンそれぞれが喜び、または課題を抱くこととなった今年の総選挙。新たなSKEの形を示しながら、今後も進化を続けていくことを期待したい。 <取材・文/ヤスオ 写真提供/AKS>
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