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月1万円の激安旅行プラン。夫婦ふたりでどこまで行ける?

 現在コロナの影響で難しい状況だが、シニアの趣味といえば旅行。しかし誰もがお金に余裕があるとは限らない。貯金ゼロ円、厚生年金のみで暮らす夫婦でも可能だろうか? 予算月1万円で実現可能な旅行とは? トラベルジャーナリストの橋賀秀紀氏に聞いた。
[貯金ゼロ円]の老後 旅行編

石垣島は沖縄県八重山諸島の商業の中心地。珍しい青サンゴやマングローブで知られる。1年間節約して石垣島旅行を楽しみたい

往復2500円以下。貯金ゼロ円老後に行けるエリア

「往復交通費2500円以内、かつ宿泊費のかからない日帰り旅行なら、1万円でも充実した旅行になりますよ。おすすめは“日光日帰りプチ贅沢プラン”です。浅草駅か北千住駅から東武株主優待乗車証で東武日光駅へ(700円)。日光東照宮(1300円)や日光田母沢御用邸記念公園(600円)などを観光(電動レンタサイクル1日1000円)し、日光金谷ホテルで名物の百年ライスカレー(2420円)を楽しむ。JR日光駅からJR宇都宮駅に行き(770円)、「みんみん」など餃子屋をハシゴ(2000円)。そして宇都宮駅から浅草駅か北千住駅へ(700円)。しめて9490円です」
[貯金ゼロ円]の老後 旅行編

東京駅を起点とした場合の往復の交通費。東京都内に住む70歳以上であれば、都バスや都営地下鉄が安くなる「シルバーパス」も積極的に利用したい

 また、日光以外にも、金券ショップで株主優待乗車証を購入すれば、往復1400円で秩父や小田原、箱根、江ノ島に行けるという。より遠方に行きたいなら、一日あたり2410円で普通列車乗り放題の青春18きっぷを利用する手もあるそうだ。ただ、ひとり日帰り旅行をしようものなら、妻と険悪になりそうだ。

積み立てて年12万円では?

 そこで、月1万円を旅行費として積み立て、年12万円捻出するという手もある。そうすると、夫婦ふたりでLCCを利用して、石垣島などへの年数回の旅行も十分実現可能だ。シーズンオフなら、石垣島まで往復9000円程度。JALやANAなど国内のエアラインを利用し、リゾートホテルに宿泊するとなると予算は足りないが、交通費や宿泊費を抑えると12万円でもお釣りがくる。 「現地観光を観光する際には、ローカル線のバス代がバカにならないため、レンタカーを使うのが割安です。そして、宿は国立青少年自然(交流)の家。国が運営する宿泊研修施設で、一泊2食2000円ほどで泊まれます。ただ、ルールが厳しいので楽しめるかどうかは人によりますね……」  豪遊せず、少しの我慢と工夫さえあれば貯金ゼロ老人でも最低限旅行を楽しむことはできそうだ。 【トラベルジャーナリスト 橋賀秀紀氏】 東京都出身。海外旅行ガイドブック・航空雑誌の編集者などを経て現職。海外渡航は200回以上。訪問国は121か国。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など <取材・文/櫻井一樹>
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