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体力に合わない筋トレを長時間するのはNG。病気や死亡リスクが高くなる研究結果も

―[危ない健康習慣]―
 90分周期を守った6時間睡眠、うがい薬でコロナ予防、梅干しや甘酒などの発酵食品は体にいい……これまで我々が正しいと信じていた健康習慣の中には、実は体を害する危ない行為が存在する。健康になるつもりが、かえって不健康になる日常の意外な習慣とは?今回は早稲田大学講師の川上諒子氏に筋トレの危険性について聞いてきた。

体力に合わない筋トレを長時間するのはNG

危ない健康習慣 運動不足解消のために筋トレを始める人は多い。適切な運動は健康を促進させるが、過剰な筋トレは逆効果の恐れもあるとする研究結果を東北大、早稲田大、九州大の共同研究グループが発表した。そのメンバーのひとり、早稲田大学講師の川上諒子氏はこう話す。 「筋トレと疾病および死亡との関連を長期的に検討した論文を、網羅的に収集・分析した結果、週30~60分の範囲だと、総死亡・心血管疾患・がんのリスクが最も低くなることが判明。逆に実施時間が週130~140分を超えると、リスクが高くなることがわかりました」  栄養摂取の考え方と同じで、さまざまな種類の適切な運動を無理なく継続的に行うことが大切という。まずは、自身の体力と見合った運動量を見極めよう。

▼対処法「筋トレの相談は健康運動指導士に」

危ない健康習慣

川上氏らの研究論文のグラフ。筋トレ週50分あたりから病気リスクが高まっている。一方、糖尿病リスクは実施時間が多いほど減る

 川上氏は「地域の健康増進施設には、健康運動指導士がいると思うので、自宅でもできる自重トレーニングを基本に自身の状況に合ったメニューを考案してもらうのもいい」と語る。継続可能な筋トレで、安全な運動習慣を!
危ない健康習慣

川上諒子氏

【スポーツ科学研究者・川上諒子氏】 早稲田大学スポーツ科学学術院講師。健康運動指導士。’18年に、日本介護予防・健康づくり学会大会で若手奨励賞を受賞。国立健康・栄養研究所にも所属し、日々研鑽を重ねている <取材・文/週刊SPA!編集部>
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