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崩落寸前の橋、老朽化した水道管…あなたの町にもある「危険インフラ」マップ

道路や水道など、生活を支えるインフラが全国各地で崩壊の一途を辿っている。しかし維持管理できない自治体も出てきているという。一体現場では何が起きているのか。全国で顕になりつつある“荒廃する日本”の実態に迫る。

日本全国で寿命を迎える老朽化インフラが急増中

インフラトンネルや橋、水道管など日常生活に欠かせないインフラの老朽化が急速に進行しており、それに伴う事故の数々が相次いでいる。 ’22年7月に福岡県北九州市では、突如地下に埋まっていた水道管が破裂。道路に水が噴き出し、周辺の道路が約2時間半にわたり通行止めとなった。現場付近の住民は当時をこう振り返る。 「仕事終わりでくつろいでいたのですが、いきなり鈍い爆発音が聞こえてきました。ベランダから外を眺めると、近くの電線に届く勢いで噴き上がる水柱が見えて……。何が起きたのかもわからなかったので、ただただ不安でした」 ’65年に埋設されたこの水道管はかねてから危険視されており、’25年までに更新予定だったが、その前に限界を迎えた格好だ。

高度経済成長期に集中投資されたインフラが老朽化

このような事故は、どのインフラでも起こりうるのか。老朽化問題に早い段階から警鐘を鳴らしてきた東洋大学大学院教授の根本祐二氏に話を聞いた。 「橋や水道管などを中心に老朽化がピークを迎えつつあります。ある意味仕方のないことですね。というのも日本は高度経済成長期に集中投資されたインフラが山のようにあります。’22年に国土交通省が発表したグラフを見てもらうと一目瞭然でしょう。 このグラフは毎年日本で建てられた橋の数を記録したものです。’70年代は毎年1万本以上建設されていますが、徐々に下降線を辿り、’21年には数百本程度にまで減少しています」
インフラ

建設された橋の数を各年でまとめたグラフ。’16年からは毎年減少傾向にある(国土交通省道路局『道路メンテナンス年報』より)

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多くのインフラがあと10年ほどで寿命を迎える
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