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8年前“大阪の迷惑なDQN”と炎上した男の現在「ブランコは今でもちょっと怖い」

今日もネットで何かが燃えている。明日もまた何かが燃える。あまたのネット炎上はときに激しく燃え盛るが、いつの間にか煙のように風に吹かれて忘れられていく。それでも続くのが人生ならば、彼らのその後はどうなったのか。炎上を経験した人たちのもとを訪ねてみた。

“ブランコの人”として“すべらない人生”を生きる

炎上

久々に夜の公園でブランコと再会。「今でも友達からの『ブランコ乗れや』というイジりは絶対に発生する」と複雑な面持ちで語った

“ブランコの人”として平成から令和と年号をまたいでも色褪せることなく、デジタルタトゥーとして刻まれている写真がある。8年前、笹本裕月さんが高校2年生のときにバケット型のブランコにハマった写真だ。 地元の友達8人くらいで公園に集合したとある夜。いつもの光景が一変した。 「ブランコに脚だけ通していたら、友達に押し込まれてハマっちゃって。友達は助けてくれないのでおばあちゃんに連絡したら、大袈裟なことになってしまった」

Twitterに投稿して「大阪の迷惑なDQN」と炎上

かわいい孫がブランコにハマったと聞き、祖母はすぐさま救急車を呼んだ。駆けつけた救急隊員を見て友達が笑うのはわかるが「救急隊員もニヤニヤしながら近づいてきた」という。 みんなが自分のことを笑っている。“何をしとんのや”と自分自身に呆れた。 救急隊員が四方八方から引っ張ること約15分。最終的にその場にいた女友達の「ニベアで滑りを良くしたら?」のひと言で、引っかかっていた腰骨あたりの服の上から彼女の持っていたニベアを塗ると、スルッと抜けた。 即日、友達が撮っていた写真を感謝の意を込め、「救急隊員の方ありがとうございました」とTwitterに投稿すると炎上。“大阪の迷惑なDQN”と非難された。
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長期で炎上バブルが継続。すべらない話の鉄板に
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