ニュース

炎上した「ご当地萌えキャラ」のいま。“非公認”になったことで人気が加速

今日もネットで何かが燃えている。明日もまた何かが燃える。あまたのネット炎上はときに激しく燃え盛るが、いつの間にか煙のように風に吹かれて忘れられていく。それでも続くのが人生ならば、彼らのその後はどうなったのか。炎上を経験した人たちのもとを訪ねてみた。今回は、’15年6月、町おこしのための「萌えキャラ」で炎上した浜口喜博さん(46歳・元鈴鹿8耐レーサー)のその後に迫っていく。

<炎上の経緯>

ルポ[ネット炎上後]の人生

©MARIBON

’14年11月に三重県志摩市の海女をモチーフにしたご当地萌えキャラ”碧志摩メグ”が誕生。胸元が強調され、太ももがはだけたコスチュームであることから、発表から半年ほどたった頃に一部で「性的だ」などと非難される。

地元に愛される碧志摩メグ

ルポ[ネット炎上後]の人生

「間違ったことをしていないのなら炎上しても進むだけ」伊勢神宮入り口すぐの土産物屋「勢乃國屋」前に置かれた碧志摩メグのパネルと浜口さんを撮影。同店では、碧志摩メグの“痛チャリ”レンタルも行う

三重県の伊勢神宮内宮を出てすぐにある「おはらい町」を歩いてみると、至るところにご当地萌えキャラ“碧志摩メグ”のパネルやグッズが並んでいる。かつて炎上したキャラクターとは思えないほどの愛されぶりだ。 “碧志摩メグ”の生みの親である浜口喜博さんは、元鈴鹿8耐レーサーとして13年間プロの世界で活躍。現役時代の’13~’14年に、『ヤングチャンピオン烈』で連載しているバイクマンガ『ばくおん!!』とコラボし、漫画ファンをモータースポーツの世界に引き込んだ。 「出身地であり聖地鈴鹿がある三重県からもキャラを作って盛り上げよう」と志摩市公認キャラの制作に踏み出すと、’14年11月には“碧志摩メグ”を発表。
次のページ
批判は意見と受け止めて自ら市公認キャラを撤回
1
2
3
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート
ハッシュタグ