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一般人でも晒され拡散される現代。変わりゆく「炎上の傾向」に専門家が警鐘

今日もネットで何かが燃えている。明日もまた何かが燃える。あまたのネット炎上はときに激しく燃え盛るが、いつの間にか煙のように風に吹かれて忘れられていく。今回は炎上に詳しい専門家に最近の炎上の傾向について解説してもらった。

炎上の火種は“正義感の強い人”

炎上対策会社MiTERUの代表を務めるネットウオッチャー・おおつねまさふみ氏に、昨今頻発している炎上問題について話を聞いた。
ルポ[ネット炎上後]の人生

※画像はイメージです

「最近、特に炎上リスクが高いといわれているのが、いじめ問題や、女性らしさ、男性らしさといったジェンダーバイアス、そして経済的なネタです。よく勘違いされますが、最初に火種をつくるのは、『炎上させてやろう』という“悪意のある人”ではありません。軽い気持ちで議論や指摘をしてくる、“正義感の強い人”のほうが圧倒的に多いです」

一般人でも面白ければ晒され拡散してしまうようになった

炎上の火種になるツイートの“見つかりやすさ”にも、ある変化が起きているという。 「これまで著名人が何か失言や不謹慎な行動をすると、週刊誌などマスコミがこぞって取り上げて、拡散していました。 今はさらに即ネットニュースになったり、YouTubeやTwitterで活動している、告発系や暴露系インフルエンサーたちによって、面白おかしく火力を増して拡散される。有名なところでは、“ネット界の文春砲”とも呼ばれているコレコレ氏や、炎上案件をまとめている滝沢ガレソ氏などです。 彼らは、著名人に限らず、一般人でも面白ければ晒すし、拡散する。今までなら誰にも見つからなかった、フォロワー数が1桁のアカウントでも、すぐ火種になります」
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自分に非がない場合は下手に弁明するよりスルー
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