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子供を整形させて炎上した“整形ママ”の言い分。動画には痛みで号泣する娘の姿

今日もネットで何かが燃えている。明日もまた何かが燃える。あまたのネット炎上はときに激しく燃え盛るが、いつの間にか煙のように風に吹かれて忘れられていく。それでも続くのが人生ならば、彼らのその後はどうなったのか。炎上を経験した人たちのもとを訪ねてみた。今回は、9歳の娘の整形動画をSNSに投稿した“元祖整形ママ”ことHALさんに、その真意を聞いてきた。

9歳の娘の整形動画をSNSに投稿

炎上を経てなお、よからぬ方向に暴走し続けるケースもある。’22年4月、9歳の娘の整形動画をSNSに投稿した“元祖整形ママ”ことHALさん(34歳)の炎上がそれだ。「最初は注目を集めたかったんです」と彼女は当時を振り返る。
ルポ[ネット炎上後]の人生

母親のHALさんと娘のみっちさん。取材での2人のやりとりを聞いていると、親子というよりは友達のような仲のよさを感じた

「前から自分の整形や旦那についてのブログを書いていて、よく炎上してたんです。だから私は今回の件を『またか』としか思わなかったけど、『毒親』や『今のままの娘では愛せないのか』という批判に娘のほうが傷ついていました」

娘の目が私に似ていることが気になった

炎上動画には、施術の痛みで号泣している娘の姿が映っていた。 「15分で終わる手術が麻酔の効きが悪くて2時間もかかりましたが、それも子供の整形手術のリアルなんですよ。30万円も払っているし、簡単にやめられなかった。もともと私が一重の目にコンプレックスがあり、18歳で初めて二重手術をしたら気持ちが前向きになれた。娘の目が私に似ていることが気になっていたので、リスクがあっても早く整形をさせたかったんです」
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炎上から10か月、何が変わった?
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