為替相場にばかり注目が集まるなか、ビットコインが500万円の大台を突破してきた。’17、’21年に次ぐ3度目のバブル到来なるか!?　暗号資産のプロたちが今後の相場を大予想！ 　10月以降、ビットコイン（BTC）が急騰している。半月で100万円も値上がりし、500万円の大台を突破したのだ。背景には2つの材料がある。楽天ウォレットのシニアアナリスト、松田康生氏が話す。 「1つには、米国の利上げ打ち止め感です。直近の雇用統計が市場予想を下回るなど、インフレ対策の効果が表れており、さらなる利上げの可能性は低下している。そのため、リスク資産としてのBTCに資金が流れやすくなっている」 　2つ目はビットコインETF（上場投信）への期待。古参の暗号資産投資家として知られるヨーロピアン氏が話す。 「暗号資産ファンド大手のグレースケールが米SEC（証券取引委員会）との裁判に勝訴したことで、運用するビットコイン投信をETF化する可能性が出てきた。世界最大の資産運用会社ブラックロックが申請しているビットコインETFの早期承認期待も高まっており、ブルームバーグのアナリストは『’24年1月までに90％の確率で承認される』と発信している。仮にETFが承認されたら機関投資家や法人の買いが集まり、ビットコイン価格が急騰する可能性があるため、それを先取りする買いが入っている」