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高配当株をフル活用した「じぶん年金」を作れば老後も安泰!FIRE達成の“億り人”が考える新NISAプラン

2024年1月から、ついに新NISA制度が始まった。 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠が設けられ、最高1800万円(併用可能だが成長投資枠は最高1200万円)まで非課税枠が使えるこの制度。資産形成の大きなゲームチェンジャーになるだけに、2023年から「どう使おうか」と悩んでいた人も多いだろう。 新NISAでは2つの枠に応じて様々な銘柄を組み込めるだけに、戦略的な投資が欠かせない。これまで投資で稼ぎ資産を1.5億円まで成長させ、FIREを達成した個人投資家は新NISAについてどう考えているのだろうか。 今回、新NISAの使い方を伝授してくれたのは、個人投資家の桶井道(おけいどん)氏だ。

新NISAは最強の「じぶん年金」になる

「私は現在50歳ですが、つみたて投資枠では資産の最大化を、成長投資枠では配当金の最大化を狙っています。新NISAを65歳以上になったときの『じぶん年金』にしたいんです。 つみたて投資枠では投資信託を10~15年後まで運用して、全部売却してから、特定口座で高配当株にシフトして配当金最大化することを考えています。私の場合、主役は成長投資枠ですね。1200万円マックスで高配当株および増配株に投資します。 そして、65歳以降になったときの完成イメージは、新NISAでの成長投資枠に加えて特定口座で、日本株は個別株を25銘柄程度、外国への投資は東証ETF(東証に上場する投資信託)を運用して、配当金(分配金)をもらうイメージです。東証ETFなら、多くの投資信託のように自動的に再投資されることなく、原則として分配金が支払われます」 このような「じぶん年金」として運用する考え方に至った理由を、次のように話す。