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バリュー投資で億超えの投資家が狙う「成長投資枠で買いたい割安有望株」5つ

2024年1月から、ついに新NISA制度が始まった。 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠が設けられ、最高1800万円(併用可能だが成長投資枠は最高1200万円)まで非課税枠が使えるこの制度。資産形成の大きなゲームチェンジャーになるだけに、2023年から「どう使おうか」と悩んでいた人も多いだろう。 新NISAでは2つの枠に応じて様々な銘柄を組み込めるだけに、戦略的な投資が欠かせない。では、投資の達人たちは、どのようなポートフォリオで新NISAに挑むのだろうか。 「私が経営しているのは零細法人なので、サラリーマンのような老後の年金は期待できません。新NISAを活用して老後に備えたいですね」 そう語るのは、日本株219銘柄への超分散バリュー投資で資産1億超えを達成している「名古屋の長期投資家」こと、なごちょう氏だ。 「増やしたい気持ちより失いたくない気持ちが強い」と自身を分析するなごちょう氏が語る新NISA戦略とは?

増配期待が期待できるニッチ分野のトップ企業

なごちょう氏は成長投資枠を活用して、「下値限定」かつ「値上がり期待大」の銘柄を仕込む方針だ。現在注目している5つの“割安銘柄”を教えてくれた。 「平和不動産(8803)は“証券取引所の大家さん”とも呼ばれる企業で、各証券取引所に物件を賃貸している安定銘柄。今の半値だった頃から買っている株ですが、現在の株価でも普通に割安だと考えています。 その理由は証券会社が集う兜町の再開発が進行しており、建物を建て直すことで賃料が上昇し収益が改善されるからです。PBRも約1倍なので今でも買える水準ですね」
不動産、マネー、ネットカルチャー分野を得意とするフリーライター。社会事情についても執筆する。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』(WAVE出版)。X(旧Twitter):@yuutaiooya