ライフ

薬剤師が激白する「自分では絶対に飲みたくない」4種類の薬

薬薬を服用する際、もっとも気にすることはなんだろうか。 おそらく真っ先に思い浮かぶのが「効き目」。そして「副作用」、「飲みやすさ」あたりではないだろうか。たとえ、どんなに効果が高くても、副作用が激しい薬は避けたいところ。そういった“薬のデメリット”を完全に把握している薬剤師は、自身が患者になった際、どのような心境なのだろうか。 そこで今回は、都内の調剤薬局に勤める薬剤師のAさんに「自分だったら飲みたくない薬」に関して話を聞いた。もちろん、病院から処方されている時点で安全面に関して言えば問題はないだろうが、効き目や副作用の強弱は百人百様。場合によっては長期間の服用を強いられるケースもあるだけに、しっかりと見極めたいものだ。

タイプによって副作用が異なる睡眠薬

薬剤師

睡眠薬系の薬は適当に処方されてしまう可能性も……
※写真はイメージです(以下同)

まずは副作用的な観点から、できれば飲みたくない薬を挙げてもらったところ、最初に出てきたのが「睡眠薬系」。ストレス社会が叫ばれる現代、定期的に処方してもらっている人も多いそうだ。 「睡眠薬と一口に言ってもいろんな種類があり、大きく4種類に分けられます。単に寝つきが悪いだけの人には作用時間が短い『超短時間型』『短時間型』(睡眠導入剤)、そして寝つきは悪くないが途中で起きてしまう人には作用時間が長い『中時間型』『長時間型』。この4種類を、その人の症状に応じて使い分けないといけません」 しかし、睡眠の専門医ではない町の医者、いわゆる「かかりつけの病院」で受診した場合、「患者が医師に睡眠に関する相談をして、それで医師が何かしらの睡眠薬を安易に出してしまうケースがあります」とAさんは話す。 「あまり詳しくない状態で安易に処方して、そのまま長期的に睡眠剤が漫然と処方され続けることがあるんです。ちゃんと使い分けられたうえで出しているのであればまだいいのですが、『睡眠薬=この薬』となっているケースも少なからずあると思います。処方された薬を調べてみて、本当に自分の症状に適しているかを自分でも考えてみることをオススメします」 また、睡眠薬で気になるのが「依存性」。さらに、最近では認知症への影響もあると言われているが、そのあたりはどうなのだろうか?
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai