更新日:2024年12月16日 15:44

「9割の男性は整髪料のつけ方が間違っている」ヘアメイクの意外な若返りポイント

たるんだ肌や深いシワ。そんな自分の姿を鏡で見て、老いを痛感していた諸兄に朗報を届けよう。最新の若返りメソッドを駆使すれば、「マイナス10歳」は決して不可能ではない。いざ、変身のときだ!

薄毛&ボサボサ眉毛でもイケメンになれる

10歳若返る最前線

髪を少し浮かせながら根元にケープスプレーをつける。そのあとにワックスで形を整えることで髪がふんわり立ち、薄毛カバーも万全

50代ともなれば髪のボリューム感が減り、髪形のセットに悩む人も多いだろう。 「実は日々のヘアケアやセットが逆効果になっていることも多いんです」 そう話すのは、多くの大物ビジュアル系バンドのヘアメイクを担当し、著書『男のロジカル美容75』では独自の“イケメン製造術”を説いている荒木尚子氏だ。 「中高年だと、髪が薄くなったり毛が細くなる人が多いです。その場合、シャンプー後にトリートメントをすると、むしろ保湿されすぎて髪が立ちにくくなります。ほかにも、マイナスイオン機能付きのドライヤーを使うと水分で髪が重くなり、こちらもセットしづらくなってしまうんです」   50代男性が取り入れるべきは、頭皮の洗浄だという。 「シャンプーでは落としきれない汚れが毛穴に詰まると、髪に栄養が届かずにパサつきの原因になります。そこで、週1~2回は頭皮パックを使って毛穴のクレンジングをしましょう。それだけで十分に髪質が改善し、髪が立ちやすくなるだけでなく、加齢臭の予防にも繫がります」 次はスタイリングだが、「9割の男性は整髪料のつけ方が間違っている」と指摘する。 「最初からヘアワックスをつけてセットする男性が多いですが、細くなった毛だとワックスの重さに負けてしまうのです。時間の経過とともに髪がペタッとなり、老けて見えるので、先に『ケープ』などスプレーで髪の根元を立たせた後に、少量のワックスで毛束をつくるようにしてください。ふんわり感を固定できて増毛のような効果が出ます」

伸びきったボサボサの眉毛はNG

髪以外に対策したいのは、“顔の印象の8割”を決めるという眉毛だ。「伸びきったボサボサの眉毛は、顔全体が老けて見えてしまう」と荒木氏。 「お手入れに使うのは、歯間ブラシ。眉毛の両側から中心に向かって毛流れを整えて、ブラシからはみ出した毛を少しカットしてあげるのもいいです。それだけでも清潔感が生まれて、相手に与える印象はガラッと変わりますよ」 また、「髪形を長年変えていない人はダメ」と続ける。 「年を取ると顔と髪形のバランスが崩れてきます。ずっと美容室を替えずに同じ髪形の男性は、見た目の“更新”を意識したほうがいいですよ」
10歳若返る最前線

下から中央に向けて毛を集める。真ん中に濃い部分をつくると顔がシャープな印象に眉の下を指で押さえて上から下へ歯間ブラシでとかす。動かしながら眉全体を整える

声が老化すると印象だけでなく顔まで老ける!?

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写真はイメージ

「体と同じように声も老化します。声が老けこむと、相手への印象が悪くなるだけでなく、顔のたるみなどにも繫がってしまうんです」 そう話すのは、「美顔ボイトレ」を提供するボイストレーナーの鳥山真翔氏だ。急に声を出そうとしたらタンが絡んだり、声がかすれがちになったり、カラオケで昔より高いキーの声が出なくなったと感じる人は多いはず。それは声の老化の兆候だという。