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新NISAで無理なく1000万円~を作る。目的別・最適ポートフォリオはコレだ

 永久非課税に加え、投資上限額が1800万円となったことで資産形成の幅が大きく広がった新NISA。そのメリットを活用し、人生の目的別にポートフォリオを組み立ててみよう マネー(得)捜本部

様々なライフプランでも使いやすい新NISA

 新NISAでは目的や年齢、資産額、ライフスタイル別に戦略が立てやすくなったと言える。投資家の桶井道氏は、「投資は人生の手段である分、目的に沿ったゴール設定は必須。その点で新NISAはどの年代からでも使いやすい制度となり、資産形成の最適解を提示したといえます」と話す。  資産形成メディア「みんかぶ」編集長の鈴木聖也氏は「新NISAでは超低リスク・低リターンなポートフォリオでも枠を埋めるまで積み立てれば、老後資金問題で取り沙汰されている2000万円に迫ることも可能です」と話す。では、ポートフォリオづくりの共通基準は? 「資産形成期のつみたて投資枠で全世代共通の第1候補となるのは『S&P500』。20代~30代の場合、超長期的視点で年率5%で複利運用できるポテンシャルのある『MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス』も視野に入ります。目標資産額に到達、もしくは一定の年齢になれば、つみたて投資枠から順次売却し、成長投資枠および特定口座にて高配当株投資、または『東証ETFで高配当株に投資するタイプ』に買い替えましょう。そして、配当金を生活費とするのです」(桶井氏) 「子どもの教育費や不動産購入などでお金がかかる30~40代になるにつれ債券やREITなどを入れ、60代以降はさらにその割合を増やすなどが理想。また年齢が上がるにつれ、為替リスクがない国内銘柄の割合を増やすべきという意見もあります」(鈴木氏)

年収300万円で資産1000万円も可能。目的別の運用法はコレ