お金

個人資産800億円・伝説の投資家は、いま200万円あったら何を買う?割安株の見つけ方

 発売前から話題となり、書店で売り切れ続出の著書を上梓したサラリーマン投資家・清原達郎氏。咽頭がんで声帯を失い、引退する今、全人生で得た株式投資のノウハウを公開!

個人資産800億円「伝説の投資家」が教える投資術

マネー(得)捜本部

清原達郎氏 ©野口 博

「長者番付1位? ヘッジファンドってこんなに儲かるんだって感じでしたよ。金儲けはヘッジファンドが楽でいいわ、と。リーマンショックでは地獄を見ることにはなるのですが…」  そう振り返るのは’05年の高額納税者ランキングで1位となった清原達郎氏だ。個人資産は800億円超。清原氏が運用するファンドは’23年夏までの25年間で93倍の驚異的なパフォーマンスを叩き出した。 「致命的な失敗も何度かありました。ミスが少なければ150倍にはなったでしょうね」  そんな清原氏は昨夏、現場の第一線から引退した。今、日経平均は4万円を超えバブル的な活況を呈している。 「一部の銘柄にはバブル感があります。たとえば半導体製造装置ですが、日本株市場全体ではバブルにはほど遠い。もちろん金利が上がれば株式市場は崩れるでしょうが、日本の金利上昇は今後も小幅にとどまると見ています。10年後でも10年債利回りは最大2%では。ならば今の株式相場はバブルではないことになる。上値? 私にそんなことを聞いても絶対に当たりませんよ。『高値5万円・安値3万円』と言っておきましょうか」

余裕資金が200万円あったらどうする?

マネー(得)捜本部 日本株投資にはチャンスが多そう。清原氏はその方法論も教えてくれた。