今や若者に人気のスナック、中年客は肩身が狭い?名物ママはブームに何を思うのか

 人もまばらでほの暗い路地裏に、ひときわ鈍く光る看板がある。店内は見えなくとも扉の向こうで誰かが熱唱しているのがわかる。  そんな“夜の社交場”スナックが、コロナ禍で急減したかと思いきや、今、世代を拡大して賑わいを取り戻している。現場を訪ねてみた。

名物ママにスナックブームはどう映る?

復活![スナック快進撃]の現場

カラオケを歌う常連の女性客と、彼女を応援する「優」のママ(左)

 スナックブームの陰で、集団ではしゃぐ若者たちに肩身の狭い思いをする中高年男性は少なくない。 「スナックをカラオケボックスと勘違いしないでくれ」「昭和レトロが好きなら、昭和人間とも会話してくれ」などと嘆く常連客は肩をすくめて、若者の“スナック離れ”を待つしかないのか。そんな中高年をママはどう思うのか?