交際クラブでの経験が就活に活きる?彼氏に内緒の”おじさんとの交流”でコンサル内定を勝ち取った美女のすごいスキル
春は卒業、就職のシーズン。文部科学省の「学校基本調査」によれば、ここ10年間の大卒就職者数は39万~44万人台で推移しているので、単純に約半数としても20万人ほどの女子大生が社会人デビューを控えていることになる。
とはいえ、昨今は大学生の半数が奨学金を利用している状況なだけに、学生時代から様々なお金の稼ぎ方を実践するコが多い。なかには風俗業界で働いたり、SNSを介したパパ活や交際クラブに登録するなど、男性相手にシビアなお金稼ぎをしてきた女子大生も少なくないだろう。
そんな女性たちは、果たしてどのような会社に就職するのか? 社会人デビューを控えた「学生〇〇嬢」たちの進路や、生々しい金銭感覚などを聞いてみた。
男性会員に若い女性とのデートの機会をセッティングするのが「交際クラブ」という形態。藤田菜奈さん(仮名・22歳)は、六本木の「交際倶楽部ヴェルサイユ」に所属する大学4年生だ。この春、“GMARCH”に分類される、とある大学の教育系学部を卒業して、専門コンサル会社に入社する。
「交際クラブに入ってまだ1年足らずで、歴としては比較的浅いです。SNSで交際クラブの存在自体は以前から知っていました。働き始めたのは、一言で言えば興味本位。いろんな人と会って話すことがもともと好きなほうで、自分の知らない世界に飛び込んでみたくなった感じです。社会勉強がてら将来のためのお金も稼げたらなと」
交際クラブの仕組みは至ってシンプル。会員男性が登録女性のリストから気になる人を指名。すると担当のスタッフが両者のスケジュールを調整し、デートの場をセッティングする流れだ。
「大学生がなかなか行けないようなお店でごはんを食べながら、普段接点のない年代の男性とフランクにお話しできることも楽しいです。会員男性のプロフィールはまさに十人十色で、妻子持ちの方もバツ持ちの方もいます。そして全員ではないものの、基本的には割り切った肉体関係ありきの男性がほとんどです」
女性は容姿などの要素によってランク分けされ、男性はグレードに応じて決して安くない入会金や年会費、セッティング料を支払う必要がある。会員男性は40〜50代が8割ほどで、懐に余裕のありそうな経営者や高給取りの会社員が多いらしい。それゆえに、多少のことでは動じないメンタルを養うことができ、就活に役立ったそうだ。
「面接の回を重ねるごとに面接官の方の年齢も上がります。私の場合は、そういった年齢の方とも日頃会っていたので、自然なコミュニケーションが取れるようになっていました。緊張せずに自己アピールできたことが内定につながったと思います」
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii