実は米国株を上回る高パフォーマンスを出しているインド株。なぜここまで強いのか。株高を支えるインド経済の内情を、現地在住のビジネスマンが徹底解説！ 　日経平均株価が1989年のバブル時最高値を更新したことに沸いたのは記憶に新しい。 　しかし、「ようやく更新できたの？」と鼻で笑われそうな成長ぶりを見せているのがインド株だ。インド株の代表的指標である「SENSEX指数」は同期間でなんと100倍に成長。直近10年でも3倍超の伸びを見せている。 　そんなインド株の高騰は日本人投資家にも波及。今年始まった新NISAではインド株ファンドが取引ランキングの上位に入り、直近１年間の基準価額騰落率が50％を超える投資信託も数多くある。 「インド株の高騰を支えているのが、経済の強さです。インドにいれば、おのずとその熱気を感じることになりますよ」 　そう話すのは、’11年からニューデリーで会計事務所を営む野瀬大樹氏だ。日本企業とインド企業の懸け橋として、双方の海外進出をサポートしてきた。現地ビジネスマンはインド経済の強さをどのように実感しているのか？