「人生は選択の連続である」とは、シェイクスピアの名言だが、それは中年男にとっても例外ではない。住宅、子どもの教育、老後のための資産形成など、年を重ねるほど迫られる重要な選択。一体どっちが得なのか、究極の分岐点における正解を明らかにしていく!
ベッドタウンで今最強のコスパを誇るのは?
【平塚エリア】は海側はもちろん、山側にも大型商業施設があり、眺望の良い公園も存在。レジャーは熱海や箱根に日帰り旅行も可能
人生で最大の買い物「家」。東京23区の新築マンション平均価格が1億1483万円(不動産経済研究所調べ)と1億円超えの状況下、不惑の40歳・年収500万円・資金300万円で最良の選択とは?
「40歳で住宅ローンを組むならば、借入額は世帯年収の5~6倍なので3000万円台が限界値。家族で住む3LDK新築物件ならば都心部は難しく、東京まで“1時間”のベッドタウンで今最強のコスパを誇るのは、『湘南の穴場』こと神奈川県平塚市と、『子育て世帯のジェネリック流山』こと茨城県守谷市の二択です」
とは、マンション事情に詳しい不動産コンサルタントの岡本郁雄氏だ。
平塚は最もコスパ良く湘南ライフが手に入る街
まずは先攻・平塚の魅力をこう語る。
「平塚駅を通るJR東海道本線沿線には、藤沢や茅ケ崎といった人気駅がありますが、平塚こそが最もコスパ良く湘南ライフが手に入る街です。海側、山側、両方に大型商業施設があり、利便性が高い。そして、工場の跡地が多く、商業施設への転換が計画されるなど街の発展が見込めます」
守谷の魅力は子育て世帯に刺さる住環境
【守谷エリア】は街の造りに余裕があり、ベビーカーを押して安全な歩道が確保されている。中規模モールが林立しており、買い物にも困らない
対する守谷は子育て世帯に刺さる住環境が熱い魅力だ。
「住所は茨城県ですが、つくばエクスプレスで秋葉原まで最短32分と都内在住者と移動時間は大差ないです。特筆すべきは始発本数の多さで、座って通勤の可能性もある。自然も豊かで市民一人あたりの公園面積がTX沿線随一と、のびのびと子育てできます」
どちらも生活利便性で並ぶが、海、山の自然と、富士山も一望できる平塚が一歩リードか? あなたの選択は?
平塚と守谷の比較
神奈川県平塚市
交通の便:品川まで約1時間。始発電車は少なめ
街の便利さ:アウトレットモール、ららぽーと
街の環境:海、山、川が揃っている
茨城県守谷市
交通の便:秋葉原まで最短32分。始発駅
街の便利さ:道幅が広く、ベビーカーも安心
街の環境:人口一人あたりの公園面積が広い
近距離移住するなら…埼玉 VS 千葉 VS 神奈川、どこが得?