スポーツ賭博にハマり、カードローン900万円で破産した男性53歳。スマホで24時間いつでもギャンブル…

「自分はギャンブル依存症」――。大谷翔平選手の銀行口座から巨額の不正送金が発覚し、元通訳の水原一平氏はこう告白した。そのギャンブルというのが、スポーツ賭博。違法にもかかわらず日本でも流行している!? 今回は2人の事例を取材した。

スポーツ賭博にハマりすぎ人生が狂った最悪の結末

[スポーツ賭博にハマる]最新事情

吉野友宏さん(仮名・53歳)

 45歳でスポーツ賭博に出合ったトラック運転手の吉野友宏さん(仮名・53歳)は、わずか数年で人生が暗転。自己破産して家庭と仕事を失った。 「もともとギャンブルにハマるタイプではなかったのですが、給料が下がって小遣いが足りなくなったときに『ブックメーカー投資で毎月30万稼ぐ』みたいなサイトを見たのがきっかけで始めました」 「スポーツベッティング」「ブックメーカー」といった横文字にはギャンブルの雰囲気がなく、抵抗感はなかった。海外の賭博サイト「bet365」への登録は簡単にでき、スマホアプリで24時間いつでもギャンブルができるように。利益が出るようになると、テニスへの賭けにのめり込んだ。

大坂なおみには稼がせてもらった