投資で勝つ人/負ける人の「売買タイミング」の違いとは?“高騰銘柄”には要注意

新NISAや日経平均の上昇を受けて株式投資を始める人が増加中だ。しかし、そんな“株ビギナー”たちからは早くも「損をした」「やらなきゃよかった」といった声が続出する事態に……。初心者がやりがちな失敗する思考パターンを知り、勝ち組投資家を目指せ!

短期や中期の売買で命運を握る「買い」と「売り」の判断

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「バイ・アンド・ホールド」で長期投資をするならいいが、短期や中期で売買をするなら「買い」と「売り」の判断が命運を握ることになる。利益が出ているときならまだしも、含み損が出ている状況だと「上がるまで耐えよう」と粘った挙げ句、損失を拡大させてしまうことも多い。 また、SNSでは日々「〇〇株が急騰中!」といった情報が飛び交っている。耳よりな話を知ってつい買いたくなることもあるが、結果的に高値摑みを招くことも……。では、勝ち組投資家たちはどのような投資判断を下しているのか? エコノミストのエミン・ユルマズ氏と、「MBA保有の脳科学者」としても知られる投資家の上岡正明氏に、実際のチャートも交えて解説してもらおう。

Q3.保有銘柄が含み損になったときにどうする?

投資初心者と中級者の最も大きな差が、「損切りのうまさ」です。「損をしたくない」と含み損を拡大させてばかりいると、その場しのぎにはなってもトータルの投資結果では必ず負けます。一方、上手な投資家は「マイナス〇%になったら絶対に売る」といったマイルールに沿って機械的に損切りをします。大事なのは、予想を的中させるのではなく「勝っているときに大きく勝ち、負けるときは小さく負ける」という鉄則を守ることです(エミン氏) 勝:“マイルール”で機械的に売る 負:「損をしたくない」と粘る

Q4.高騰する銘柄を発見。いつ買いを入れる?