老後は「友人とシェアハウス」という選択。「家賃月10万円で、孤独死の心配もありません」

不動産価格の上昇が止まらない。もはや“東京住まい”が贅沢なライフスタイルとなった今、溢れるように人が流出している。東京砂漠の悲しき実態とは!?

一軒家でシニア4人での共同生活

[東京にもう住めない]最新事情

ホテルのようなリビング。「私たち世代は東京で持ち家が夢ですが、シェアハウスで実現してもいいと思う」(村本理恵子氏)

「孤独死はイヤだし、老後の荷物整理も大変。だけど、今から老人ホームに入るのも違う。じゃあ、一緒に住みましょうかとなったのが、シェアハウスのきっかけです」 そう話すのは、ピーステックラボ代表の村本理恵子さん(68歳)。都内に住む友人の家の建て替えを機に、7年前から一軒家でシニア4人での共同生活を始めた。 「家賃は家を建て替えた友人に毎月10万円。それまで30万円の賃貸に住んでいたので20万円もお得です。一人じゃ住めないようなキレイなお部屋に住めていますし、家電などは共用なので日常の出費も減らせます。何より人がいるという安心感が大きいですね」

シェアハウスでの暮らしは…