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いくら寝ても疲れがとれない…夏のダルさを引き起こす “寒暖差疲労”を防ぐ方法

今年も猛暑が予想されるなか、本格的な夏到来の前に準備しておきたいのが「疲労」対策だ。睡眠や食事はもちろん、脳科学・サウナ・入浴など総力戦で暑さに打ち勝つ疲れないカラダづくりを究める!

慢性疲労や全身の不調の大きな要因は?

暑くても[疲れないカラダ]いくら寝ても疲れが取れない、体がだるくやる気が起きない……。そんな恒常的な疲れに、年々厳しくなる暑さも加わり、心身を蝕まれている中高年は多い。 「慢性疲労や全身の不調の大きな要因としては、自律神経の乱れが考えられます」 そう語るのは疲労全般に詳しい医師・久手堅司(くでけんつかさ)氏だ。 「自律神経とは、呼吸や心拍、消化などを司る生命維持のために欠かせない神経。本来はアクセル役の交感神経とブレーキ役の副交感神経がバランスを保っていますが、ストレス過多の現代人は年中通して交感神経が優位に陥りがち。そうなると全身の倦怠感から睡眠トラブル、不安や抑うつなどメンタルにまで影響が及びます。病気でもないのに、朝起きたとき『寝てもスッキリしない』という日が月の半分以上あったら慢性疲労を疑ってもよいでしょう」

夏場は冷たい飲み物やエアコンが欠かせないが…