自治体の婚活は役に立つのか?「島コン」でスピード婚した夫婦の、意外な結末

 話題になった東京都のマッチングアプリ開発をはじめ、今では全国各地の自治体で結婚支援が実施中だ。果たして官製婚活で結婚した男女は幸せになれたのか?リアルを追跡!

故郷でUターン結婚するも運命は予想外の展開に

[官製婚活した人]の肖像

小山さん夫婦(仮名)。小山夫妻の島での定住は叶わなかったが、同じ島コンで生まれたカップルの1組は、結婚して女性が島に移住したという

 伊豆諸島生まれの小山哲彦さん(仮名・45歳)は、38歳のときに故郷が恋しくなりUターン。  島暮らしを再開して1年が経過したある日、友人に誘われたのが、島主催の婚活イベント“島コン”だった。 「結婚願望はもともとなかったので、友達と遊びに行く感覚で参加を決めました。婚活イベントは一度も行ったことがなかったです」  そこで出会ったのが、現在の妻・郁美さん(仮名・46歳)だ。郁美さんも婚活のつもりはなかったという。