【松本人志論 連載第5回】天才の人間味が垣間見えた貴重な番組は一体何か?
松本人志の功績を「面白くない」「嫌いだった」と否定する人たちの中でも、「『クレイジージャーニー』のときの彼だけは嫌いになれなかった」という声は少なくない。彼が「素」に近い状態で人間味を垣間見せる数少ない番組の一つだったからだ。
そう語るのは、YouTubeチャンネルでのエンタメ解説/映画ドラマ考察の動画が大人気の大島育宙さん。冷静で客観的な分析に定評のある彼が、“お笑い界の巨人”について忖度なしにその功罪を語る、待望の「松本人志論」が本誌で短期集中連載中だ。
8月13日・20日合併号に掲載された第5回では、そんな松本人志が「お笑い戦闘モード」を封じて臨んだもう一つの貴重な例として、世界的ゲームクリエイター・宮本茂との対談を挙げる。
宮本への敬意を全面的に示し、真摯に相槌を重ねて笑い抜きで彼の話に聞き入る松本の姿を、大島氏は「オチを着ける任務に縛られてきたヒーローの休息」と喩える。
信者ではない日本のテレビ視聴者が、松本人志に望んでいた「人間味」とは一体何だったのだろうか?
渾身の偉人伝の全貌は、ぜひMySPA!にて読んでいただきたい。
1992年生まれ、東京都出身。東京大学法学部卒業。Eテレ『太田光のつぶやき英語』、TBSラジオ『こねくと』レギュラー出演のほか、「無限まやかし」をはじめ4本のポッドキャストに出演。YouTube「大島育宙【エンタメ解説・映画ドラマ考察】」を配信する