“合法キメセク”にハマった33歳男性の体験「普通のセックスに戻れるのか、自信がない」

 肉体や精神のパフォーマンスを向上させるため、ドーピング行為に手を染める人たちがいる。欲望を叶える手段として“最短ルート”なのかもしれないが、リスクやモラルの問題は深刻だ。経験者に話を聞いた。

「性愛を極めたい」合法ドラッグで耽るぶっ飛びキメセク生活

欲望に毒された[合法ドーピング]最前線

大麻クッキーでキメセクに耽る直前の彼女。女性の感度も大幅に上がるそう

「SEXの快感が10倍くらいに膨らむんですよ。それでいて、法律を犯していないからパクられる心配もない。カラダへの悪影響? 酒だって何らかの副作用やリスクがあるじゃないですか。気にしたらキリがないですよね」  あっけらかんと開き直り、“合法キメセク”の意義を説くのは、会計事務所に勤める森山武さん(仮名・33歳)。  1年前に初めて訪れたタイで、大麻(タイでは’22年6月に合法化)を吸引してから行うSEXの快楽を覚えた。 「大麻を吸ってヤると、快感が脳天を突き抜けるんです。射精の瞬間は、コンドームの中でズドンと衝撃音がこだまする感覚」  とはいえ、「日本で大麻に手を出して逮捕のリスクを冒したくもない」と森山さん。そこで、合法の大麻類似物質を含んだクッキーやリキッドをネットで購入。彼女と一緒に服用してドーピングSEXに耽るのが常態化した。