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「来年で前期高齢者だけど……いつ死んでもいいやって目一杯飛ばしたい」クレイジーケンバンド横山剣、タフでいるための秘訣とは?

 インタビュー第一回目で、音楽を「男子中学生の生理現象に近いもの」と称したクレイジーケンバンド(以下、CKB)横山剣。出しに出しまくって、9月18日にリリースされたアルバム『火星』は24枚目で、「ブランド名は変わらずクレイジーケンバンドですが、僕らはアルバムごとに全く新しいバンドを結成しているような気分です」と話し、齢64にして新しい顔をみせるなど、”成長”が止まらない! インタビュー第二回では20年以上一緒にいるメンバーたちとの関係性の変化や、音楽配信サービスへのスタンスなど、デビュー43年目の横山が音楽活動への思いを語る。  【1本目】⇒「男子中学生の生理現象みたいに、出したいから出す!楽曲をね」64歳にして伸び盛り、クレイジーケンバンド横山剣の生き様 【3本目】⇒クレイジーケンバンド横山剣「 今なら心から言える……俺の話を聞け!」 yokoyamaken05

メンバーとは仲が良すぎて絶交したことも

──「健康法なんて考えないのが1番の健康法だ」がモットーとのことですが、毎回あれだけ濃いライブを長時間やれるのは、体力作りをしているからですか? 横山:やっておりません。ライブが僕らの元気のもとになっているからです。それが一つのトレーニングにもなっていて、ライブでスカっと汗かいて終わったら朝まで飲みに行く。僕はほとんど飲めないからカルアミルクぐらいだけど、それでも酒の席は好き。いろんな人の本音が聞けますからね。面白いですよ。 ──CKBはバンドメンバーも11人の大編成ですし、古い人だと20年以上一緒ですが、関係性もやはり変わってきていますか? 横山:うちは仲が良すぎてケンカや絶交するぐらいくっついていたんですけどね。時間が経って丁度いい距離感を保てるようになりました。ただ、楽屋はいっつもリラックスできないぐらいメンバーみんながしゃべってる。本番ギリギリまで冗談言ったり、女性メンバーのいないところでエロ話をしたり。僕も来年で前期高齢者なんですけどね。